下妻一高絶対合格塾 シオンセミナー

茨城県下妻にある下妻一高の合格を目指す塾のブログです

基礎力とは(3)

 前回からの続きです。

 

以前、「声に出して読みたい日本語」で有名な明治大学教授の齋藤孝先生が自身の大学受験時代に友達と泊まり込みで東大の現代文(当時は現代国語)の問題を解いた経験を書かれていました。

 

ここで重要なのは

 

①とことんまで問題を自分で考え抜いた。

②隣に友達がいた。

 

2点だと思います。

①は泊まり込みで問題に取り組んだ点、②は多分その友達と解答をめぐって議論をしただろうという点が重要です。

 

ここで、東大現代文(現代国語)の特異な点を述べさせていただきます。私も驚いたのですが、東大の現代文には正解が不明なものがあります。通常大学入試には「赤本」「青本」などの過去問に解答例が書かれています。東大の現代文にも当然解答例が各予備校から出されています。しかし、解答例が全く違う場合もあり、受験生は信頼のおける解答がわからない場合もあります。

 

ここからは推測ですが、齋藤先生も友達と議論しながら自分の解答をを作り上げていったのではないかと思われます。

 

答えを作り上げるために考え抜くこと。

 

これこそが、国語の極意であり、頭がよくなる秘訣です。

 

 

考える続ける訓練が基礎力なのです。

 

 

 

 

 

基礎力とは(2)

前回の続きです。難しい問題にトライしなければ、次のステップに

進めないことをお伝えしました。

 

では、国語ではどうでしょうか?

 

国語の基礎力とは何でしょうか?

 

私が考える国語の基礎力とは

 

数学と同様に難しい問題を考え抜く力です。

 

問題を解いて答え合わせをしたときに、できなかった問題をどうしますか?

 

解答をそのまま写して終わりにしていませんか?

 

だから、できるようにならないのです。

 

もう一度自分の答えを考えて書いてみましょう。

 

でももう解答を見てしまったから、覚えてしまったらどうしましょうか?

 

ここで、国語という科目が一人で勉強することが極端に難しいことが理解できると思います。

 

国語には指導者(保護者でも可)が必要です。

 

この項は続きます。

 

 

 

 

 

 

基礎力とは(1)

 

夏は基礎力を高める時期だと言われています。受験勉強を始めたばかりの

中学3年生はまず基礎力を固めることから始めましょうと学校でも言っています。

 

ですから塾の夏期講習には必ず基礎力を固めるための講座が並んでいます。

曰く「基礎力充実コース」「1、2年の基礎固めコース」等々

 

では基礎力とは何でしょうか?

 

●1,2年の総復習でしょうか?

やさしい問題を解くことでしょうか?

 

シオンセミナーが考える基礎力とは

 

「難しい問題(応用的な問題)が解けるようになる力」

です。

 

難しい問題が解けるためには、やさしい問題を解けるところからスタートするのは

もっともなことです。ですが、やさしい問題だけをやっていても進歩しないのではないでしょうか。

 

水泳を例にすれば、泳げない人に最初に泳ぎ方を教えなければ上達しませんが、ある程度泳げるようになって、タイムを計測したりしなければ、そこからは上達しないかもしれません。タイムを上げるために泳ぎに負荷をかけることが必要です。この負荷が成長の原動力でしょう。

 

勉強での負荷頭を使うことです。

 

 

ですから、基礎的な勉強の中で必ずやらなければならないのは

 

「頭を使う訓練」です。

 

数学を考えてみましょう。計算問題ばかりを夏休みにやって、応用的な問題を少ししかしなかった人が、秋に応用問題が解けるようになるでしょうか?

 

夏だからこそ、時間を無視してでも難しい問題にチャレンジすることが必要なのではないでしょうか?

 

夏期講習の宿題が、テレビの前でできてしまうものだったら、たぶん行っても無駄な勉強をしている可能性があります。

 

あなたはちゃんと頭を使って勉強していますか?

 

シオンセミナーは本当の基礎力をつけさせます。

 

高校入試の神話(3)ー茨城県県立高校入試

茨城県教育委員会茨城県立高等学校入学者選抜実施細則のうち、

 

この二つをダウンロードしてご覧下さい。

 実施細則本文

別表1

 

下妻一高を例に考えてみましょう。

定員は280名です。ここから特色選抜の28名を除くと、252名が共通選抜の合格者となります。学力検査順位(80%-202名)、内申点順位(100%ー252名)の両方に該当するものがA群合格者ですが、県教育委員会の例では70%で表されています。

(学検点と内申点は相関がより高いと予想されますので多分本当は80%以上でしょう。)

 

例にならえばA群合格者は176名でB群合格者は76名です。この76名のうち80%ー61名が学検点だけで合格しますから。合わせて94%が学力検査の得点のみで合格します。

(実際にはよりその割合は高くなると予想されます。)

 

下妻一高の入試制度は本番のテスト一発で94%以上の合格者が決まるシステムです。

 

B群の内申点重視15名は、当日の学力検査で思わぬ点を取ってしまった、公立中学で言えば、学年5番以内の生徒(ほぼオール5)を助けるための制度だと言うことができます。

 

 

高校入試の神話(3)ー参考

各高校の合格最低点のヒントをお伝えします。

このサイトの掲示板は在校生が答えている場合も多く、

比較的まともな答えがでています。

 

ただしこのようなサイトはでたらめもありますから、注意しながら

利用してみて下さい。

 

(釣り師と呼ばれるウソを書いて喜んでいる人もいます。)

 

このようなサイトを見ることに慣れている人に相談しながら利用することを

おすすめします。

 

合格最低点の認識が少し変わったでしょうか。

禁断の数学対策(3)ー再び不得意な生徒さんへ

中学2年生までの数学で重要なコツをお伝えしています。

 

前回までに中1の方程式まで完成すれば、中2は問題ないと申しあげました。

では、中2の範囲はどうでしょうか?

 

◎1次関数と1次方程式の関係をイメージできるかが焦点です。

「関数は方程式を図で表したものです。」

図から方程式を、方程式から関数(図)を変換できるようにしなければなりません。

 

◎三角形の合同を中心とする証明問題は二つの意味で重要です。

(1)高校入試で差がつきやすいので、得意分野にすると有利

(2)論理的な説明とは何かを教科として初めて体験し、高校数学の基礎となる

 

証明問題はすぐにあきらめてしまう分野ですが、頭をよくする勉強です。12月まで捨てないで勉強を続けましょう。

更に

◎「関数と図形の融合問題」が入試問題の定番です。

よくでるパターン問題をやってから、3年生に進みましょう。

 

ここで重要なのは

「証明問題」と「関数と図形の融合問題」は必ずできてもできなくても15分以上は考えるくせをつけて下さい。

考える習慣がつけば、高校入試は簡単です。

 

禁断の数学対策(2)ー不得意な生徒さんへ

前回は数学が不得意ではない生徒さんは

「とにかく教科書の全範囲を早く終わらせる。」

ことに力をつくして下さいと申しあげました。

 

今回は数学が不得意な方に向けてお話します。

 

数学が不得意ならば、

「つまずいてしまったところまで戻る」

のが鉄則です。

 

前回もご紹介しましたが

 

小河式プリント中学数学基礎篇 改訂新版 (未来を切り開く学力シリーズ)

 

この本は小学校の復習まで含まれています。中学校の数学がわからない生徒さんのほとんどは小学生時代に問題があると考えられます。

 

一度、この本の中の「算数チェックテスト」をやってみて下さい。9割以上でなければ問題ありです。できなかった部分だけ小学校の算数を復習しましょう。

 

ただし、百ます計算とわり算については注意を払う必要があります。

 

真剣に取り組みたい方は、ご相談下さい。

 

中学校の単元では

 

◎正の数・負の数

◎文字と式

◎一次方程式

の練習ができれば、その後の連立方程式までは問題がありません。

 

慣れてくれば、書かずに暗算で答えを求める訓練をしましょう。

文字式が一番のやまです。

 

【シオンには必殺暗唱シートがあります】

 

(次は関数と図形についてお話しします)