高校入試の神話(3)ー茨城県県立高校入試
茨城県教育委員会の茨城県立高等学校入学者選抜実施細則のうち、
この二つをダウンロードしてご覧下さい。
下妻一高を例に考えてみましょう。
定員は280名です。ここから特色選抜の28名を除くと、252名が共通選抜の合格者となります。学力検査順位(80%-202名)、内申点順位(100%ー252名)の両方に該当するものがA群合格者ですが、県教育委員会の例では70%で表されています。
(学検点と内申点は相関がより高いと予想されますので多分本当は80%以上でしょう。)
例にならえばA群合格者は176名でB群合格者は76名です。この76名のうち80%ー61名が学検点だけで合格しますから。合わせて94%が学力検査の得点のみで合格します。
(実際にはよりその割合は高くなると予想されます。)
下妻一高の入試制度は本番のテスト一発で94%以上の合格者が決まるシステムです。
B群の内申点重視15名は、当日の学力検査で思わぬ点を取ってしまった、公立中学で言えば、学年5番以内の生徒(ほぼオール5)を助けるための制度だと言うことができます。